ロボットアーム・ロボットハンドの研究と作業の省力化

取り組みテーマ分野:<スマートファクトリー>

研究者:山野 光裕(工学部・機械システム工学科)

 従来から開発され工場現場(FA: ファクトリーオートメーション)でも適用されてきたロボット技術について、最近注目されているソフト・ロボティクスについて研究開発を進め、本年度までの数年間で、形状記憶ゲルを用いて形状が調整可能な多指ロボットハンドや多関節を少数のモータで駆動するロボット指等、新しい動作原理で働くロボットのを生みだしており、種々の現場の状況に対応可能なロボット技術に発展させることを目指しています。
 指を粘土細工のように変形させて利用するロボットハンドと多数の関節を少数のモータでまとめて駆動するロボットハンドの開発を進めています。

 現状では、ペットボトル状等の物体の把持実験で原理の確認ができており、今後、より複雑な形状に対しても適用可能なロボットへと発展させていく予定です。工業用途のみならず、将来的には農業における収穫ロボット等への応用も期待されます。
 

▲ロボットアーム・ロボットハンドの研究と作業の省力化。形状記憶ゲルを活用している。
(写真は2018年3月に学会発表し、2021年3月の滋賀県立大学地域ひと・モノ・未来情報研究センター第4回成果発表シンポジウムで紹介したもの)


2021年03月31日