センターの紹介

センター長ご挨拶

我が国全体の人口が減少傾向にあることは周知の通りであり、その影響が地方には人口減少と高齢化という現象で現れ始めています。これまで人口増加が続いていた滋賀県も、人口減少フェーズに入ったと言われており、その対策は待った無しと言えます。

 そのような意味でも、また下記に述べるような別の意味でも、情報通信技術(ICT)を地域問題解決のキーテクノロジーにしようと、滋賀県立大学工学部では「地域ひと・モノ・未来情報研究センター」を平成29年4月に設置しました。ここでは、スマート農業・スマート看護・スマート観光・スマートファクトリーという、地域振興に必須の4本柱を据え、工学部の持つハードウェア・ソフトウェア(“モノ”)の知見を、地域の“ひと”を主人公として輝かせるために使いたいと思います。また、この4本柱は、工学部以外の学部(各々、環境科学部、人間看護学部、人間文化学部)に専門教員が多数所属し研究活動していること、また滋賀県の重点施策(環境、健康福祉、観光、等)とも一致することで、全学的な取り組みとして本センターの活動を行っていきたいと思っております。

 ICT手法により、今まで明確ではなかった現象や問題に対して、見える化する・効率化する・自動化する、といったことが進んでいます。しかし、ICT手法は、大量生産等の効率・経済性重視の観点や、いわゆるビッグデータ処理に有効であるだけではなく、少ないユーザのきめ細かなニーズへの適用、といった多様性の具現に対しても大変有効です。この観点で、地域問題に対してICT手法を適用することは、大学における新規の研究対象であるのと同時に、社会実装現場においては進歩性を持って地域問題解決に対して貢献できると考えております。

滋賀県や県下の市町、県内外の民間企業・団体の皆様、そして地域住民の一人一人の皆様とともに、滋賀県および我が国の各地域の“未来”に対して少しでも貢献していけるよう、努めてまいります。

 


 

 

酒井 道
地域ひと・モノ・未来情報研究センター センター長
(滋賀県立大学 工学部 電子システム工学科 教授

センター概要

滋賀県の歴史・文化・伝統を基盤として4K(環境・健康福祉・観光・工業)における農業・看護・観光・ファクトリーにターゲットを絞り,それらの多様な情報を高度情報通信技術によって解析・連携・共有化して,安心・安全な社会モデルを提案し全国へ発信することを目指します。

 


◎ハードとソフトの両面で
 ICT(情報・通信技術)化を既存のハードウェア(パソコンや携帯端末)で進めるだけではなく,課題の解釈・分析に積極的に情報科学の考え方(ソフトウェア)を適用します.


◎オープンイノベーションの起点に
 滋賀県立大学内の工学部の研究基盤をベースに,学内の文系・理系学部と連携し,学外の研究機関や企業とともにオープンイノベーションを実現します.


◎学術基盤創成と社会実装をともに
 研究活動を行うことで学術成果として確立するとともに,実際の現場に実装してその成果の社会還元を目指します.



<取り組みテーマ例>

スマート農業・・・農業のICT化分析により,農作物の収量安定化への提案
スマート看護・・・看護現場での個々の問題の明確化と,解決方法の提案
スマート観光・・・観光リソース・観光客動向の“見える化”と促進モデル提案
スマートファクトリー・・・IoTの進化・深化、物流を含めた工業系のスマート化の提案


 




センター成果報告書

本センターでは、成果報告書を刊行しております。以下の▶をクリックいただきますと、その内容をご覧いただけます。

・2017年度センター成果報告書 ▶こちらをご覧ください(PDF:1399KB)
・2018年度センター成果報告書 ▶こちらをご覧ください(PDF:2354KB)
・2019年度センター成果報告書 ▶こちらをご覧ください(PDF:2288KB)
・2020年度センター成果報告書 ▶こちらをご覧ください(PDF:4440KB)




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「東洋経済ACADEMIC」(次代の教育・研究モデル特集Vol.1未来社会を担うDX・AIその真価を解き明かす)にて本センターの紹介記事が掲載されました。
◎地域に学ぶDX、ICT実践教育 大学院副専攻"e-PICT"(39頁に掲載)▶掲載内容はこちら
◎次代の教育・研究モデル 滋賀県立大学「現場密着型の地域課題をDX、ICT手法で様々な地域課題を解決に導く」(70~71頁に掲載)▶掲載内容はこちら