看護師を支援する生体計測とソフトアクチュエータ開発

取り組みテーマ分野:<スマート看護>

研究者:西岡靖貴(工学部・機械システム工学科)、伊丹君和(人間看護学部・人間看護学科)、千田美紀子(人間看護学部・人間看護学科)

看護師の看護現場での労働の種類は多岐にわたり、特にその中のいくつかの動作が原因となる腰痛による離職等の問題が深刻であり、このような課題の可視化とサポート機器開発を行っています。
 筋電位センサと姿勢センサにより、現場でのデータ抽出・蓄積を行いながら、ソフトアクチュエータ技術を基盤として、アクティブコルセットとアクティブソフトマットの研究開発を行っています。作業に応じてアクティブに形状が変わる状態そのものも、3Dスキャナによる形状測定を行い、現物を定量データ化するために、センサを活用することで、主観評価だけでない客観化を通した開発を行い、実際の作業における作業軽減効果(筋電位低下)も確認できました。
 本研究活動は、学外の民間企業様(2社)と協同しながら、本学内においては人間看護学部と工学部の間で分野横断的な検討として行いました。

▲看護師の作業支援のためのセンシング技術と柔軟対応型ハードウェア技術。

2019年03月31日